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<100円ラジオの大人買い>


photo of crystal 100yen radio

最近までジャンキー自作界を賑わせていたダイソーの100円ラジオが店頭から姿を消してしばらく経つ。ネット上に多数出現した分解・改造に関するwebページもかなり減ってきたようである。

例に漏れず私もダイソー100円ラジオを多数購入して遊んでいたが、ネタも尽きてきた。そこに最近めざましく(?)脚光を浴びて、その勢力を伸ばしてきているのが丸七の100円ラジオである。イヤホンも電池も別売りなのはダイソーと同じであるが、こちらは一応ライターサイズとなっている。しかし一番大きな違いはなんといっても内部回路である。これ以降、多少専門的な話になる。

ダイソーのそれは100円の奇跡とも言うべきスーパーへテロダイン回路であったが、丸七のそれは1チップICを使用したストレート回路になっている。しかも使われているICは三洋LA1050->ミツミLMF510->謎の中国メーカーTA7624という変遷を経てきた、ジャンキーラジオの分野では有名な3端子ラジオICが使用されている。しつこくググってみるとTA7624の英語のデータシートに行き着くことができるが、その何れにもメーカー名が掲載されていない。(著作権の問題があるのでここには表示しない。読者の方で検索してほしい)簡体字版データシートにはメーカー名が記入してあるが、わたしのPCにはフォントが入っておらず字化けして表示されるし、pdf版でも簡体字のフォントを要求されて表示できない。

という訳でTA7624を入手して遊んでみようとも考えたが、某ネットオークションでも140円の値が付いており、100円ラジオの回路で遊ぶために140円をかけるのは何ともバカバカしい。そこで、件の丸七100円ラジオを求めてググってみると、ハッピーステーションという名前にたどり着くが、ここ福岡では聞いたことがない。更に検索してみると、北部九州ではどうも「Seria 生活良品」と称するチェーン店が丸七と取引があるということが分かった。そこであまり期待はしていなかったが自宅に最も近い「セリア 生活良品」の某店に出かけてみた。

ある、ある、6台もある。これ1台の中に少なくとも1個のTA7624が使われている訳だからオークションで入手するよりも安く手に入る。それに加えて今や絶滅危惧種になっている平型ボリュームもバリコンも手に入る。という訳で一気に5台も「大人買い」してしまった、という訳である。1台残したのは、どうしても必要な人がいたら、売り切れでは困るかもしれないと考えたからであるが、ほぼ買い占めに近いことは事実である。店員は「なぜ同じラジオを5台も?」と不思議そうな顔つきでレジを叩いていたが、別に数量限定とは店内のどこにも書いていないので咎めることはなかった。(運悪くこのお店に出かけた方、ごめんなさい)


photo of crystal 100yen radio

急に(約30年ぶりに)ジャンキーラジオの分野に再び目覚めたのは、某ネットオークションでホーマーのラジオに法外な値段が付いていることを見つけたことによる。まあ、今は「希少性」が高いとも言えるから「法外」とは言い過ぎかもしれないが、約40年前の「ラジオ少年」、今はただの「ラジオおじさん」にとっては当時別に珍しくもなかった、ホーマーのラジオを集めておかなかったことが悔やまれる。

で、左の写真が我が家に唯一残るホーマーの(本当にそうかはわからない。コピー商品かもしれない)ラジオである。当時のイヤホンもしっかり保存してあった。ボタン電池を入れると地元のNHK2局だけではあるが、きちんと動作して聞こえることも分かった。

当初はこのケースの中身を取り出して、この大きさでスピーカーを鳴らすラジオに改造しようかとも考えたが、まぁ将来もっと高値が付いて売り飛ばすことになった場合を考えて、ダイソーで入手したAAA電池2本がやっと入る大きさの4個100円のケースに組み込んでみようと計画を変更した。さすがにスーパーは無理だろうから、先のTA7624にご登場願うことになった訳である。(長い前振りですみません)




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